2026.01.01
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あけましておめでとうございます。2026年もハナビシ福井店をよろしくお願い申し上げます。
個人的に毎年やっていることに、この1年間にリリースされた音楽(アルバム・楽曲)でよく聞いたり気に入ったものをラインナップしてオムニバス形式にしまとめています。昨年2025年のBESTラインナップをアップしてみます。

<BEST ALBUM>
伊藤ゴローとチェロとVoの夫婦による坂本龍一のトリビュートアルバム。チェロの音色とポルトガル語(?)の響きが何とも怪しく艶めかしい一曲。
都会的なのに原始的な響きのドラムとベースが乗ってくる不思議な音色。アーバンプリミティブミュージック(私の造語)です。マッシヴ・アタックやポーティスヘッドの様に冷んやりしたトラックに血の通ったボーカルが乗るのは私の好きな音楽。私の今年のBEST ALBUM。
日本人が思い浮かべるロックンロールでも無く、ポップでもR&Bでも無い、白人・黒人・人種の垣根なんて飛び越える音楽がアメリカだなーと感じるからVulfpeckは好き。政治情勢では今のアメリカにそんな憧れは感じられませんが音楽は別物です。メインステージのトリにこの手の音楽が大丈夫かな?と一抹の不安があったフジロックですが心配は何のその、多幸感あふれるすばらしいステージでした。
Voが一瞬マイケルに聞こえる事があってドキッとするのですが日本人のグループ。何って事ないメロディだけど、これだけ純粋無垢に何度も繰り返されると最後はうるっとなってしまいます。この屈託の無い感じに若いって良いなー、と改めて思った。
評価の割にあんまり良いと感じなかったのは年齢のせいだと思っていたけど、このアルバムは良いですね。私が30代だったらもっと好きになっていたと思います。
メインソングライターでVoでリーダーが脱退して逆に良くなったと言うか私の好みになりました。気負わなくなって肩の力が抜けて伸び伸びとしている感じ。イアン・カーティスがいなくなってしまったジョイ・ディビジョン→ニューオーダーもそんな感じだったのかな?と思いました。
旅行中に車の後部座席でうとうとしながら聞いたアンディ・シャフが脳裏に残っている、と小6の長男が言うのですが、そんな夢と現実のはざまに漂うような即興音楽。繰り返し聞くとこの音像世界に入り込んでしまい白昼夢を見てしまいます。
レコードの会社に勤めていた時の同期(彼は現職のバイヤー)と飲んだ時に、「星野源の新しいアルバムが売れていない。」と嘆いていた。彼は星野源のリスナーは「恋」のような曲を求めているからと分析していたけど私も同感。こんな色っぽい曲書いたら売れませんよ。でも私にとってはインディーズ時代の「くだらいの中に」以来のランキング。お帰りなさい星野源。
AORの帝王も御年81歳。そんなボズがJAZZでカバー曲を歌ったアルバムですが、何とも心に染みます。彼の声には余白があると言うか聞き手が思いをはせるすき間があり、そっと寄り添ってくれます。逆は紅白で紅組のトリを務めるデイーヴァ、もちろん素晴らしい音楽なのですが、彼女の声は聞き手の目の前に立ちはだかり、壮大な歌唱力で聞く者を圧倒する。ボズってスマートな紳士なのに何か完璧な人間でないところに魅力を感じます。映画「プリティ・ウーマン」のリチャード・ギアもそんな感じだったと思います。
<BEST SONG>
彼のメロディは大味で無いので飽きません。薄味だから初聞でのインパクトは無いけど、何度も聞くとどんどん味が出てきます。今にも雨が降りそうなどんよりした空、びゅぅと冷たい風が吹く、そんな私の好きな情景が目に浮かぶ楽曲です。今年のBEST SONG。
ギターが入って1秒でカッコいい曲だと分かりました。
曲は洗練されたR&Bという感じだけど、ビデオがスリラーばりの映画仕立てのホラー&ダンスでさらにお下劣。メロディも映像も頭から離れなくて困っています。
バンド色が薄まりソウル色が強くなって私好みに。ハイムのアルバムはなぜか毎回よく聞きます。
今年リリースされたセルフカバーアルバムに収録された原曲はかなり古い曲。この曲には思い出があって、勤めていた時転勤する私の送別会で当時の上司が弾き語りで歌ってくれました。ただの居酒屋で。そして「加藤君、生き恥かけよ。」と言われました。それ以来気取ることなく生きているつもりです。
全く今年リリースと関係ない曲ですが特別枠で。今年のフジロック、達郎がラストに歌った「さよなら夏の日」を長男と聞いた夜は一生忘れません。